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弔電は誰宛に送る?宛名・受取人の書き方と喪主・遺族へのマナー
1. 弔電は誰宛に送る?基本は「喪主」フルネーム
弔電(お悔やみ電報)の宛名は、喪主のフルネームに「様」を付けて記載するのが基本です。喪主は遺族の代表として葬儀を取り仕切る方であり、弔電は葬儀会場で読み上げられる際に、参列者へ向けてご遺族側にお届けする性格を持つため、ご遺族の代表である喪主宛が原則となります。
訃報の連絡や会葬礼状で喪主名を必ず確認してから手配しましょう。複数の喪主がいる場合や喪主が分からない場合は、後述の「喪主の名前がわからない場合」を参考に表記を選びます。
- 送り先(受取場所):葬儀会場・斎場が決まっていればそちらへ。未定の場合は喪主のご自宅
- 宛名(受取人):喪主のフルネーム+様(例:山田 太郎 様)
- 差出人:故人との関係が分かるように、フルネームに加え「○○高校時代の同級生」「○○株式会社の同僚」などを添える
2. なぜ故人宛ではなくご遺族宛なのか
弔電はご遺族へ向けたお悔やみのメッセージであり、葬儀の場で参列者に披露されるものです。故人宛に送ると、形式的には「亡くなった方への私信」となり、葬儀での披露や受け取り処理に齟齬が生じることがあります。
ただし、親しい関係性で「故人に語りかける形」で文面を構成すること自体は問題ありません。その場合も宛名はご遺族(喪主)宛とし、本文中で「○○さん(故人名)」に語りかける形にするのが一般的です。
3. 故人の名前に「様」を付ける?敬称の正しい扱い
宛名や本文で故人の名前を記載する場合の敬称に迷う方は多くいます。基本ルールは以下のとおりです。
- 宛名(受取人)に故人名は書かないのが原則です。書く場合は「故 山田太郎様 ご遺族様」のように「故」を冠して様を付ける表記を用います。
- 本文中で故人を指す場合は「○○様」「故○○様」と敬称を付けるのが丁寧です。「ご尊父様」「ご母堂様」のように続柄に応じた敬称を使う形もよくあります。
- 呼び捨ては避けます。差出人と故人が親しい間柄でも、ご遺族が読むことを意識して敬称を付けましょう。
※「故人様」という重複表現は本来は避けるのが望ましく、「故○○様」または「○○様」に整えるのが一般的です。
4. 「喪主様」と書いてもいい?敬称の組み合わせ
宛名に「○○家 喪主 様」と書きたくなる方は多いのですが、これは役職と敬称の重複にあたるため避けます。「喪主」は役割を表す言葉で、それ自体に敬意は含まれません。
- ○ 山田 太郎 様(喪主のフルネーム+様)
- ○ 山田太郎様 ご遺族様(喪主名+ご遺族様)
- × ○○家 喪主 様
- × 喪主 山田太郎 様(「喪主」は不要)
- × 喪主様(個人名のない宛名は配達処理で混乱を招く)
5. 「ご遺族様」の正しい使い方
「ご遺族様」は、喪主の名前が分からない場合や、喪主以外の家族にも気持ちを届けたい場合に使う宛名表記です。
- ○ 山田太郎様 ご遺族様(故人名がわかる場合)
- ○ ○○家 ご遺族様(家名がわかる場合)
- ○ ○○家 ご親族一同様(広く一同にあてる場合)
なお「様方(さまかた)」は、特定の家にお住まいの別世帯の方に届ける場合に使います(例:「山田太郎様方 鈴木花子様」)。喪主以外の特定のご家族に直接読まれてほしい場合に用いますが、葬儀会場宛の弔電では通常使いません。
6. 喪主・故人の名前がわからない場合
訃報の連絡が会社経由・第三者経由などで、喪主名や故人名が分からないケースがあります。そのまま手配せず、まずは可能な範囲で確認しましょう。それでも分からない場合は、以下の表記が無難です。
- ○○家 ご遺族様(家名のみわかる場合)
- ○○家 ご親族一同様(広く一同にあてる場合)
- 故 ○○○○様 ご遺族様(故人名のみわかる場合)
喪主名が後から判明したら、当該情報をメモしてご自身の記録としても残しておくと、後日のお悔やみ状や法要の手配で役立ちます。
7. 喪主以外(ご友人・同僚など)に弔電を送る場合
弔電は喪主宛が基本ですが、以下のケースでは喪主以外を宛先にすることもあります。
- 故人と直接の親交はないが、ご遺族にあたる方が知人・同僚の場合:その方のフルネーム宛に送る(例:山田 花子 様)
- 会社の同僚のご家族(配偶者・親)が亡くなった場合:同僚本人に弔電を送る
- 会社が代表として送る場合:受取人は喪主、差出人は会社名(社名・役職・代表者名)
▶ 関係性別の文例は続柄・関係性別の弔電文例をご覧ください。
▶ ビジネス関係の場合はビジネス向け弔電マナーもご参照ください。
8. 法人・会社宛に弔電を送る場合の宛名
取引先の社員ご家族や、会長・社長などの社葬で会社宛に弔電を送る場合、宛名は以下のように整えます。
- 個人名がわかる場合:○○株式会社 総務部 山田太郎 様
- 担当者が不明な場合:○○株式会社 総務部 ご担当者様
- 葬儀担当部署あての場合:○○株式会社 葬儀ご担当者様
- 広く関係者にあてる場合:○○株式会社 関係者各位
「御中」は法人や部署にあてる敬称ですが、弔電では個人名+様のほうが望ましく、組織宛の場合も「ご担当者様」「関係者各位」を用いるのが自然です。
9. 配送先(受取場所)の指定方法
弔電は、葬儀・告別式が行われる斎場・葬儀会場への配達が一般的です。会場名・住所が分かれば、注文時に正確に入力しましょう。
- 葬儀会場あて:○○斎場 □□ホール 内 山田太郎様(喪主名)
- 葬儀会場が未定の場合:喪主のご自宅住所
- 家族葬・密葬の場合:ご遺族のご自宅。事前に「弔電辞退」の案内がないか必ず確認
For-Denpoでは、17時までのご注文で当日発送に対応しています。急ぎの場合は即日配達対応の弔電からお選びください。
10. よくあるご質問|弔電の宛名と受取人
Q. 弔電は故人宛に送ってもいいのですか?
原則はご遺族(喪主)宛です。故人宛にすると葬儀での披露や受け取り処理に齟齬が生じるため、宛名はご遺族宛とし、本文で故人に語りかける形にするのが一般的です。
Q. 「喪主様」と書くのは正しいですか?
「喪主」は役割を表す言葉のため、「喪主様」「喪主 ○○様」のような表記は重複・不自然になります。喪主のフルネーム+様(例:山田 太郎 様)と書きましょう。
Q. 故人の名前に「様」はつけますか?
本文中で故人を指す場合は「○○様」「故○○様」と敬称を付けるのが丁寧です。宛名(受取人)に故人名は書かないのが原則ですが、書く場合は「故 山田太郎様 ご遺族様」のように整えます。
Q. 喪主の名前がわからないときは?
「○○家 ご遺族様」「○○家 ご親族一同様」「故 ○○○○様 ご遺族様」などの表記が無難です。事前に確認できる場合は、訃報連絡や会葬礼状で喪主名を必ず確認しましょう。
Q. 喪主以外に弔電を送ってもいいですか?
はい。故人と直接面識がなく、ご遺族にあたる知人・同僚に弔意を伝えたい場合は、その方のフルネームを宛名にして送ることもあります。会社の同僚のご家族が亡くなった際は、同僚本人宛に送るのが一般的です。
Q. 親族はどこまで弔電を送るべき?
明確なルールはありません。三親等以内(祖父母・叔父叔母・いとこ等)までは送る方が多く、関係の深さや地域慣習で判断します。香典のみで弔意を表す方法もあります。
Q. 会社宛ての弔電では宛名はどうなりますか?
個人名がわかる場合は「○○株式会社 部署名 個人名 様」、不明なら「ご担当者様」「関係者各位」を使います。「御中」は弔電ではあまり用いません。
Q. NTT 115(電話電報)と当社の宛名指定の違いは?
NTT 115(電話で申し込む電報サービス)と、当社のようなオンライン電報サービスでは、宛名の入力ルールや到着時間・台紙の選択肢が異なります。当社では宛名はフルネーム+様、配送先は葬儀会場または喪主ご自宅でご指定いただきます。詳しくは電報料金(サービス仕様)をご確認ください。
11. 宛名・受取人が決まったら|弔電商品を選ぶ
宛名と配送先が決まったら、文面と台紙を選びます。初めての方は3,000〜5,000円台のシンプルな台紙が安心。香典代わりとしてはお線香付き、遠方からは供花・プリザーブドフラワー付きがよく選ばれます。

